そっち!!
院長のひとりごと177
医師会会員として、いくつかの仕事を受け持っています。
中学校の校医、休日診療当番、介護認定委員会のメンバー、そして看護学校の講義です。
このうち中学校の校医と看護学校の講義は、医師会に入会した折りに前任者から引き継いだものですが、
新しい医師会員が何名か加入した今も誰にも引き継ぐことができずにいます。
どうやったら代わってもらえるのか分からないので、仕方なく続けているというのが現状です。
看護学校の講義は、一番最初に行った時は18回の講義を割り当てられましたが、教科書の内容が少なく、
とても18回も要らないので、もっと要領よくコンパクトにまとめたテキストを作り12回の講義にしました。
するとその年の講師料が前年より減額されていました。
理由を聞くと講義1回いくらという決め方をしているので、回数が減れば当然減額されるということでした。
苦労して、わかりやすくさらにコンパクトにまとめた私の努力は、減額という扱いを受けたわけです。
釈然としないまま、さらに国家試験に出ないところは飛ばして最低限度必要な内容のテキストにして、3回で講義を完了させたところ
「最低10回は講義して欲しい」と注意されました。
しかたなく現在は10回の講義にしていますが、教科書の内容だけでは持たないので、関連した臨床の内容を追加した講義をしています。
一応、自分の担当範囲に関する試験をしなければいけないのですが、問題作成はさほど面倒ではありません。
採点が面倒なので学生には、
「試験は必ず合格点を取るように、僕も最大限の努力をするから皆さんも過去問をチェックするなりして下さい」
と暗にどんな問題が出るかほのめかしています。
さらに高校の数学の先生が使っていた10√点数 という計算式で採点しています。
点数の平方根に10をかけた数字を成績にする方法です。
さらに名前にも点数を課してます。
「名前に60点課そうかな」と看護学校のスタッフに相談したら
「そんなのダメです」と言われました。
「やっぱり」と思ったら
「名前書かなかった子が試験落ちます」と言われました。
「そっち!!」