ヘイセイジャンプ
院長のひとりごと175
令和
いよいよ平成から令和へと時代が移ろうとしています。
昭和生まれの私たちの様な世代は、平成のさらに前の世代ということで
「ヘイセイジャンプ」というそうです。
悪くない呼び名ですね。
同じ世代のスタッフと飲んでいると、ついつい出てくる話題が世代ギャップによるコミュニケーションの難しさです。
うちのスタッフは大半がヘイセイジャンプ世代ですが、昭和は長かったので私たちの様な昭和中期の世代と昭和後期の世代では、大分考え方が違うと感じています。
何回かその溝を埋める方法を模索していましたが、なかなか見つかりません。
私が至った結論は、開き直りかもしれませんが無理に世代の違う人たちの考えに近づけたり合わせたりはしないことにしようというものです。
私の考え方が私の世代の考え方全てではないし、同じ世代でもまちまちな考え方があるわけですから、世代が違っても私と同じ考え方の人がいる可能性もあると思います。
大切なのは自分の考え方がぶれないことかなとも思います。
ぶれないということは、かたくなということとは違うと思います。
他人の話をよく聞き、自分の考えの間違いを正す謙虚さは必要です。
でもこれだけは譲れない、という自分の価値観は大切にしたいと思います。
そして、自分の考えに従って仕事をしていけばいいのではないかと思います。
同世代のスタッフに話したのですが、言葉で若いスタッフに色々とアドバイスしてもなかなか相手に刺さらないと思います。
自分の仕事ぶりで自分の背中で若いスタッフに自分の思いを伝えるようにしようと話しました。
もしそれで伝わらなければ、自分の思いがそんなに強いものでは無いか、あるいは間違ったものなのか、あるいは相手がかたくなであるか、いずれにせよコミュニケーション不能な相手であると諦めるべきかもしれません。
私たちの若い頃は熱血指導がもてはやされ、叱咤激励することが指導の基本でした。
しかし、今はそんなことをしてもうるさがられるか、怖がられるかしていろんな名前のハラスメントになってしまう時代ですから。