早春
院長のひとりごと162
今年は春が早い気がします。
寒波の後、3月に桜が一斉に咲いて、例年ならまだまだのしだれ桜まで満開となりました。
水仙と桜が同時に咲いていました。
クリニックのスタッフとの花見を、4月に予定していますが、その頃には桜は散っているでしょう。
もっとも花より団子の面々ですから、一向に気にすることはないと思いますが。
飼っているメダカも3月に産卵しました。
通常は4月中旬くらいから産卵が始まるのですが、水槽に稚魚が泳いでいる姿にびっくりしました。
例年4月5月に生まれたメダカの方が成長が早いので、今診察室の水槽でその成長を楽しみに毎日ながめています。
今年はツバメももう巣にやってきました。
ひょっとすると4月にもう雛がかえるのでしょうか。
今から楽しみです。
春は気候も穏やかだし、生き物が皆生き生きと活動を始める季節なので、元気がもらえる気がします。
若い頃は、春に希望に満ちあふれた新人達が、颯爽とキャンパスを闊歩する姿を見る度に、じりじりとした焦りのような感覚が生じたものですが、この年になると、そんな感覚はすっかり無くなりました。
タケノコや山菜が楽しめるなあと、春の食を楽しみにしている毎日です。
今年は保険点数の改正があり、いつものことですが透析に関する査定が厳しくなって、経営的にはややほろ苦い春になっています。
しかし、愚痴っていても仕方ありません。
世界に誇れる日本の健康保険制度を維持するために、与えられたもので最高の医療サービスの提供を心がけたいと思います。
少し早めにやってきた今年の春を、今は精一杯楽しむことにします。
出来ることならこのさわやかな春が、なるべく長く続いてくれることを祈っています。
春の後にやってくる、じめじめとした梅雨はあじさいがきれいなこと以外はあまり好きになれません。
さらにその後にやってくる夏は、暑がりの私にはありがたくない季節です。
学生の頃は夏の海が好きでしたが、最近はクリニックのスタッフとビールパーティをすること以外、夏にもあまり魅力を感じないすっかりインドア派となってしまった私です。
2018年3月18日