優秀なスタッフ達
院長のひとりごと143
仕事を一緒にしていて心地良いのは、相手がこちらの先を読んで仕事をしてくれたときです。
うちにもそんなスタッフが何人かいます。
一人は透析スタッフで、検査回診の折、私が質問する前に私の求める情報を全て把握していて、答えを全て用意していて、質問に間髪入れず返答してくれます。
一人は外来スタッフで、患者さんの検査データを私に渡す前にチェックして、私が出す指示を前もって想定して処置、投薬の変更等がすぐに出来るようにしています。
一人は事務スタッフで、面倒な書類作成で本来なら私が記載すべき箇所のうち、自分で把握できている箇所をあらかじめ下書きしてくれたり、患者さんの診療以外の諸々の苦情、要求への対応を私に代わってしてくれたりします。
リーダーたちとの飲み会の席で、こんなスタッフの仕事ぶりに大変感心していることを話すと、外来スタッフと事務スタッフは、三重県の同じ高校出身だと話してくれました。
その高校は、かなりレベルの高い高校だとのことでした。
最近新宮の看護学校も、三重県出身者ばかり合格すると聞いたことがあり、どうやら新宮より、三重県の高校の方ができが良さそうだと感じています。
学業だけではないと思うのです。
この三重県の高校出身のスタッフは、二人ともまだ30代前半で、うちでは一番若い方のスタッフなのですが、気働きが出来、体を動かすことをいとわず、明るくて仕事を楽しそうにこなしています。
こういう生徒は、やはり高校の指導の賜物なのではないのでしょうか。
心技体という言葉がありますが、社会で通用するのは知識が先行する頭でっかちでもなく、体を動かすことをいやがるへりくつ屋でもなく、常にアンテナを張りつつ、目の前の仕事に集中していける人材だと思います。
私は面接の時に、履歴書の学歴欄はちゃんと見ていませんでしたが、この二人を見ていると、今度面接するときは出身高校をチェックして、彼女たちと同じ高校ならそれだけで採用して良いかな、とさえ思っています。
機会があったら、彼女たちの高校の先生とお話しをしてみたいと思っている次第です。
2016年11月20日