非接触型の生活様式
院長のひとりごと138
最近は、ガソリンはセルフの店を選んで入れています。
以前はセルフを避けていたのですが、要領を覚えるとセルフの方が行きやすくなってしまいました。
勿論価格が大きな理由ですが、それまで少なからず感じていた、給油時のスタンドのスタッフとのやり取りから解放されたことが大きな理由だと思います。
勿論親切からですが、タイヤの空気圧、オイル、バッテリー、ガソリンの水抜き等々、行くたびに色々とサービスを提案され、よく分からないので大半をお願いしていました。
今は車のメンテナンスは、車の購入先のディーラーに任せっぱなしです。
スタンドを経営している友人に言わすと「車屋のユーザー囲い込み」らしいです。
囲い込みの是非は分かりませんが、楽なので囲い込まれています。
ガソリンに限らず、買い物はスーパーがメインだし、買い物をするに当たり、店員さんとやり取りすることがほとんど無くなりました。
母は毎日魚屋や、八百屋でお勧めを聞きながら、毎日の献立を決めていたのとは対照的です。
さらに若い人たちはネットでの買い物がメインとなり、店舗にも行かない傾向があるかもしれません。
私は田舎に住んでいるので、周りで売っていないということもあり、ネットでの買い物が多いです。
段々日常生活で、人とやり取りをしなくなり、さらにその方が居心地が良くなってきているのを感じます。
昭和人間の私ですらそうなのですから、今の若い人たちが電車の中ではひたすら携帯を見つめているのも不思議ではありません。
カップルですら、別々に携帯を見ている姿も珍しくありません。
今は一人の快適さが注目されているのかもしれません。
最近見たテレビドラマも、一人の生活を満喫するライフスタイルをテーマにしていました。
確かに一人の時間は大切だと痛感していますが、リア充という言葉には少しぞっとします。
充実感は例え一人であっても現実世界での生活で感じるものであり、バーチャルの世界での充実感などあり得ないと思います。
そして、一人の生活の満足感の先には、誰かとの関わり合いから得られる満足感がある気がします。
2016年6月17日