独り言

「下町ロケット」が面白い!

下町ロケット

「下町ロケット」が面白い!

院長のひとりごと133

私はドラマが大好きで、毎クール全てのドラマを少なくても1回は見ます。
最近一番面白いと感じているのは「下町ロケット」です。
初回を見て、次が待ちきれなくなって原作の小説を読み始めました。
すると、この小説がまた大変面白くて止まらなくなり、あっという間に読み切ってしまいました。
ですから今、私はドラマの展開を予想することが出来るのですが、それでもドラマが楽しくて仕方ありません。
脚本家というのはすごいなあと感心しています。
というのは、あんなに面白い小説をドラマにして、小説以上の面白さを付加しているからです。
ドラマの主役は社長の阿部寛ですが、ドラマの中で主役以上に光っているのが経理担当重役の立川談春です。
小説でも重要な役割を果たしていますが、ドラマではそれ以上です。
原作者の池井戸潤さんは「半沢直樹」の原作者です。
この作者の小説はどれも大変面白くて、以前ドラマ化された「空飛ぶタイヤ」という小説を今読んでいますが、この中には「下町ロケット」とよく似た場面が出てきます。
大企業、銀行の傲慢さと戦う中小企業社長の苦難を描くこの作品も、是非お勧めです。
以前ドラマで見たとき以上に、小説は感動しました。
うちのクリニックも私立の医療機関としては中小企業になります。
ですから、池井戸潤さんの小説の社長と同様、診療のみならず不慣れな経営やスタッフのことで、毎日あれこれと気をもむことが多い毎日です。
ドラマの中の社長たちは、世間との折り合いをつけることには心を砕きつつも、自分の信条を曲げず曖昧な妥協をせず、問題と取り組んでいます。
その結果、追い詰められることもしばしばですが、取引先や従業員、家族との信頼関係を確かなものにしていくことで、難局を乗り越えていっています。
私も自分の持つ価値観を曲げることなく患者さん、取引業者、地域の同業者、スタッフ、家族との信頼関係を大切にして、クリニックの運営をこれからも続けていこうと思っています。
半沢直樹シリーズはまだドラマ化されていないものがあります。
是非映像化されることを切に祈っている次第です。

2016年1月20日