独り言

ゆとり世代の人達

ゆとり世代

ゆとり世代の人達

院長のひとりごと128

近頃の若い人は・・・なんて愚痴をかつては漏らしていましたが、今は若い人が怖いと感じています。
20歳くらいの人とは、まず言葉が通じるか不安です。
むこうが何を考えているか、理解できるかも不安だし、こちらの考えを理解してもらえる自信は皆無です。
先日も、テレビでゆとり世代と言われる若者が話しているのを観ていて、不安感がさらに恐怖に近づきました。
うちのクリニックにも20歳そこそこのスタッフがいます。
今のところ何とかうまく接しているつもりですが、手応えは全くありません。
何とかこのまま頑張ってほしいと願ってはいるのですが。
この世代は叱られたくない世代、上からあれこれ指示されたくない世代だそうです。

ゆとり世代


やれば出来る子という、根拠のない自信を持っている世代だそうです。
こういうメンタルがプラスにでる分野もあるとのことで、錦織 圭選手に代表される、この年代のスポーツ選手が大舞台に強いのは、こういうメンタルの強さによるものだと聞きました。
もっとも、錦織 圭選手の自信はたゆまぬ努力に裏打ちされた、根拠のある自信ですが。
かつて京都にいた頃、いつも自信満々に振る舞っていた男が、学位審査で簡単な質問にも答えられないくらい、無知をさらけ出していた姿を見たとき、「これが根拠のない自信か。」と感じ入ったことがあります。
根拠のない自信をもつことを悪いとは思いませんが、根拠となる努力はしてほしいと思います。
うちのスタッフは、毎日努力している様子なので是非自信も持ってほしいと願っています。
テレビで観たゆとり世代のタレントは、先輩に対しても物怖じせず、言いたいことを言ったりして、司会者があわてるやらあきれるやらしていました。
しかし、このタレントは決して仕事に遅刻したり穴を開けたりしない、とも紹介されました。
私はこの一点でこのタレントを理解は出来ないまでも、評価は出来ました。
これだけ多様に価値観が変化するなか、社会人として生きていくためのルールには不変のものがあり、それは知らず知らず若い世代にも浸透していると実感しました。

2015年8月17日