STAP細胞
院長のひとりごと114
小保方先生の、STAP細胞の研究成果が報告されたときは、大変興奮したのを覚えています。
素晴らしい発見だと感激しました。
小保方先生が美形であることも、男としては大変興味深いものがありました。
この論文を否定するコメントが同じ研究施設から発表されたことは、まさに驚愕の事件でした。
論文を取り下げると言うことは、結論を否定することです。
つまりSTAP細胞という仮説は、間違いであると結論することです。
今、理研でSTAP細胞という仮説の実証実験が行われつつあります。
もし実証実験でこの仮説が否定された場合は、理研は研究機関としての自浄能力を世間に広くうったえたことになります。
しかし、実証実験で証明されたなら、理研には何が残るのでしょうか。
世界的な科学雑誌であるNature誌や、多くの日本人研究者が活動しているハーバード大学を巻き込んだ、一大茶番の結末をどうするつもりなのでしょうか。
将来ノーベル賞の対象になる可能性のあるこの仮説の提唱者が、論文の筆頭著者の小保方先生では気にくわなかった誰かの仕組んだ騒ぎでないことを祈りたいです。
実証実験を行う以上、仮説の信憑性があるのだと思います。
しかし、実証実験を通して仮説が証明されたとしても、理研の論文はその後、いくつかの権威ある研究機関によって検証されなければ受け入れられることはないと思います。
理研という研究機関は、研究者の世界ではもはや信頼を失ったと思います。
検証の結果の如何に関わらず、この施設は閉鎖するべきだと私は思います。
私はかつて基礎医学の施設で研究生活を送っていました。
その経験から言うと、研究者にとって自分が評価される手段は、研究成果の論文発表しかありません。
それは一研究者の評価のみならず、研究機関そのものに対する評価にもあてはまることです。
ですから、理研が自らの評価を地に落とす様な行為をすることが理解できませんでした。
元研究者である私は、STAP細胞という魅力ある仮説を、小保方先生自らが是非とも証明して欲しいと強く願っています。
2014年8月19日