独り言

東京2020

女子バスケットボール

東京2020

院長のひとりごと206

東京オリンピックが無事閉会しました。
私はオリンピック開催には消極的賛成でしたが、とにかく選手のコロナ感染クラスターも無くよかったと思います。
オリンピックの中で私が一番うれしかったのは、水泳や陸上で世界新記録がいくつも出たことです。
オリンピック開催が1年延期となり、さらにその開催さえも直前まで確定していなかった中で、アスリートの方たちがベストコンディションでゲームに臨むことは至難の業だったと思います。
だから、パフォーマンスの高さを要求することは酷なことだな、と思っていたので、世界新記録が出なくて当然だと諦めていました。
ところが蓋を開けてみるといくつも世界新記録が出ました。
私はトップアスリートの方たちの並々ならぬ努力と覚悟を改めて感じて感激しました。
もう一つ感激したのは女子バスケットボールの銀メダル獲得です。
日本女子チームには身長が190センチを超える絶対的エースがいるのですが、残念ながら今回は怪我で出場できませんでした。
にもかかわらず過去最高の結果を残したのですから、賞賛に値すると思います。
私も昔バスケットボールをしていたので、体格で劣るチームが勝つ方法を机上では組み立てられます。
一つはみかたの最も強いところで相手の最も弱いところを攻めること。
もう一つは同じように得点を入れ合いしていてもこちらが3点シュートで相手が2点シュートであれば、点差をつめられるということ。
こんな机上の空論を日本女子チームは実践して準々決勝、準決勝を勝ちました。
準々決勝では負けていましたが、ラスト15秒で3点シュートを決めて1点差で勝ちました。
準決勝では、日本の長身選手がスクリーンプレイという、自分をマークする相手選手を小柄な選手にすり替えるチームプレイで得点を重ねました。
2試合とも実に痛快な勝ち方でした。
決勝ではアメリカに同じ戦法を取られ、個人技の差で負けましたが日本はこの大会で予選、決勝トーナメントを通してアメリカにしか負けませんでした。
いつかアメリカに勝つ日が来るような期待を持たせてくれました。