肥満症・怖いリバウンド
せっかく何ヶ月もかけて目標の体重にまで減量が出来たとしても、その体重を維持することが出来なければ意味がありません。
かなりの無理を重ねて体重を減量した場合、目的を達成した直後に元の体重に逆戻りしてしまうことが多いようです。
いわゆるリバウンドと呼ばれる現象です。
リバウンドを経験した人は、再び食事制限に挑戦することが困難になる場合が多いと思われます。
ですから、如何にリバウンドを起こさないようにするかがとても大切です。
このためには、食事制限に快楽を作ることが必要なことは既に書いた通りですが、減量が進んだ状態の自分にこれまでに無かったメリットが生じていることを認識することが必要かと思います。
体重が減少すれば、関節への負担が減るので腰痛、膝の痛みなどが軽減するはずです。
正座がしにくかった人は楽に正座が出来るようになります。
夏場に汗をよくかく人は汗をあまりかかなくなると思います。
服のサイズが標準サイズになり着ることが出来る服の幅が広がりもします。
こんな風に痩せて良かったと実感出来ることが沢山出てくるはずです。
そして、これは一つの快感です。
快感を伴うことは持続します。
リバウンドを起こさないためには、体重の減量により自分が得た快感を強く実感し、過食への誘惑を断ち切ることがポイントではないでしょうか。
美味しいものは体重を減量しても食べられます。
沢山食べられないだけです。
沢山食べること以上の快感を味わっていることを自覚することでリバウンドは防げるはずです。