肥満症・みんなで痩せればつらくない-7
うす味と水っぽい味とは違います。
うす味とは、食材の持ち味を生かしてある味付けのことです。
醤油、砂糖、みりん、塩等の調味料を沢山使えば味を調節することが可能です。
食材の品質にかかわらず、それなりの味にすることが出来ます。
私たちが暮らしている土地は、幸い野菜も魚も美味しいところです。
せっかくのいい食材を調味料の味にしてしまうのは、とてももったいないと思います。
出汁をとるだけで、なるべく塩分も糖分も加えないで調理することをお奨めします。
初めは物足りない感じがすると思いますが、慣れてくると薄い味付けの方が美味しく感じられるようになります。
それは、美味しい食材に恵まれた土地に住むものの特権と言えます。
うす味の食事だと御飯も少しですむようになり、カロリーの制限も楽になります。
うす味で野菜を多く摂る食事をすることで、満腹感は変わらないのにカロリーを制限することが可能となります。
私の生まれた金沢や、新宮に来る前に住んでいた出雲は味の濃い食事を摂る地域です。
日本海側特有の気候のせいかもしれません。
幸い和歌山には関西の繊細な食文化が息づいています。
お店に食べに行っても出雲とは全く別物です。
そういう土地柄ですから、うす味の食事はもともと受け入れられていた味といえます。
塩、醤油、酢といった調味料に少しこだわってみることも大切です。
少しでもとてもいい味3詭を出す調味料があります。
塩辛い、甘い味より、酸味、苦みにこだわった味が減量には役に立ちます。