病気のこと

食べ過ぎが糖尿病の原因

食べ過ぎが糖尿病の原因

糖尿病の原因は、大きく分けて4つあると前回お話ししましたが、一番多い原因は生活習慣、特に食べ過ぎが原因です。
特に原因となる食品は、アルコール、菓子、果物、でんぷん類、油物などです。
食べ過ぎが続くと、血液中の糖分(血糖)が高い状態が続きます。

これを下げようとして、膵臓からインスリンというホルモンが血液中に分泌されます。
すると、正常では主に糖分を利用する骨格筋などで、血液中の糖分が取り込まれ血糖は下がります。
しかしあまり血糖が高い状態が続くと、膵臓が疲れてきて段々インスリンの分泌が減ってきます(インスリン分泌不全)。

  さらに、骨格筋などもインスリンの命令を受けて、糖分を取り込んでいたのが、命令が続くと「耳にタコ」状態となり、命令を聞かなくなります(インスリン抵抗性)。
この両方が相まって血糖がさらに高くなります。
そして糖尿病が完成します。
しかし、糖尿病が恐いのは、血糖が高くなることではありません。

次回は糖尿病の恐い訳をお話します。