独り言

銀行の理屈

銀行

銀行の理屈

院長のひとりごと118

私には銀行の理屈が理解できません。
今のクリニックに移転する際、土地購入ならびにクリニックの建物建築費用を、銀行からローンの形で借り入れました。
50を過ぎた身で20年ローンという、気の遠くなるようなローンです。
きっちり生命保険にも加入させられました。
ミナミの帝王でいうところの、カタにはめられています。
それで、何とか返済を急ごうと、毎日頑張っている次第です。
スタッフのがんばりのおかげで、いくらかの黒字を計上することが出来たので、銀行にローンの返済の前倒しを申し出ました。
銀行はこれにはなかなか応じてくれなくて、ようやく応じてくれたものの、前倒しでの返済に対して手数料を科してきました。
手数料とは何なのでしょう。
通常の考えでは、ある業務にかかる手間に対する対価ということでしょう。
では、この場合どの点に手間がかかるのでしょうか。
銀行は私の想像では、貸し付けたお金は回収したいのではないかと思います。
ならば、返せという前に、借りた方から返させてください、と言ってお金を返しに行くのです。
これを受け取ることに手間がかかるのでしょうか。
むしろ手間が省けるのではないでしょうか。
一度この手数料の意味を、支店長に聞いてみたいと思っています。
逆に返済が滞っている場合、銀行は色々な工夫をして何とか回収を試みていると思いますが、その際回収時に、手数料を取っているという話は聞きません。
もっとも萬田銀治郎はいつも手数料を取りますが。
こんなに手間をかけているのに手数料を取らず、一方すんなり返済されるお金に、手数料をかける銀行の理屈が私には理解できないのです。
半沢直樹を見る限りでは、銀行は金融庁の厳しい監督を受けていることがうかがえます。
とすれば、国もこの手数料を認めていることになります。
この、全く私には理解不能の、不可解なコストを払いながらも、少しでもローンの返済期間を短縮したい一念で、私とスタッフは毎日仕事に励んでいる次第です。
もし経済には疎い私の、この素朴な疑問にお答えいただける方がいらしたら教えて下さい。

2014年11月20日