病気のこと

糖尿病の合併症-脳梗塞-

糖尿病の合併症-脳梗塞-

糖尿病により動脈硬化が進むと、動脈の内側にくっついた脂肪組織がはがれて血液中を流れ、細くなったところで血管を塞ぐことがあります。
この様なことが脳の血管に生ずると脳梗塞を起こします。
これは命に関わる危険な病気です。

この様な病気は突然起こることもありますが、前兆となる症状があることも少なくありません。
半身の手足の力が急に抜けたようになる、半身にしびれが急に起こる、めまいがする、ものが見えにくい等の症状が突然出現してその日のうちに元に戻るということがあれば要注意です。

これは一過性脳虚血発作といって、小さな血管が詰まってまたすぐ元に戻るときに起こります。
この病気はCT等の検査でも異常は出ませんが、大きな血管が詰まる危険があることを示す病気ですから予防薬を飲む必要があります。

勿論100%予防できる保証はありませんが、大きな発作の危険はかなり減ることが証明されています。
「転ばぬ先の杖」となる薬なのです。