快適な場所
院長のひとりごと139
私が今一番快適に感じている空間は、クリニックの診察室兼院長室です。
ホームページには、診察室で満足そうに座っている姿が写真になっています。
この部屋には好きな本、DVD、テレビ、ビデオ、PC、と揃っています。
大好きなメダカも飼っています。
父の形見の焼き物の皿と、母がこのクリニックが新築された祝いにくれた、私の好きな作家の九谷焼の香炉も飾ってあります。
冷暖房完備で簡単な台所、冷蔵庫もあります。
無いのは風呂だけで、トイレもベッドもあり、その気になればここで暮らせると思います。
外来患者さんはそんなに多くないので、クリニックの大半の時間は診察室で自分の時間として使えます。
大抵はコンピューターに向かっていますが、好きな本を読んでいたり、時には文献で勉強もしますが、大抵は悠々自適な時間の過ごし方をしていて、今のライフスタイルには大変満足です。
こんな田舎で退屈だろうと同情してくれる友人もいますが、本人はそんなに退屈していません。
情報収集はネットで十分事足りるし、欲しい物も買えます。
唯一つらいのは行きたいところへ自由に行く時間が無いことですが、贅沢を言ったらきりがありません。
海外旅行がしたいですが、行った気になって、週末に都会に出かけて色々な国の料理を楽しむことにしています。
家で家内とたわいもない会話をし、テレビを見ながら酒を飲み、クリニックではスタッフと色々とやり取りをし、たまには一緒に飲んだりもし、週末は都会に出かけるという生活は、それなりの充実感を与えてくれています。
クリニックでの医療サービスや、クリニックのマネージメントに関しては、日々新しい物を取り入れて改善する努力が必要ですが、プライベートライフは、今のリズムでやっていけるうちはこれでいいかなと思っています。
「座して半畳、寝て一畳。」という言葉があります。
無茶な高望みはせず、身の丈にあった生活を楽しんでいきたいと思う次第です。
しかし、こんな穏やかな生活を満喫しているときに限って、色々とトラブルが起こるものかもしれません。
気を引き締める必要があると感じています。
2016年7月19日