インスリン療法入門

インスリン療法入門

インスリン療法を初めて受ける場合、入院して行うのが理想的です。
そのメリットは2つ。
1つは早く血糖のコントロールが出来ること。

もう1つは低血糖を最小限に予防出来ることです。
の理由は、頻回に血糖を測定できることです。
一般に、毎食前・後計6回一日に測定します。

入院すると食事も管理されるため、さらに治療効果が上がります。
大体2～3週間でコントロール出来る場合が殆どです。
しかし、色々な理由から入院できない場合も少なくありません。
当院では、外来でインスリン導入を行っています。

導入時は毎日1週間受診してもらい、インスリンの打ち方を覚えてもらい、血糖を測定して、治療に最適なインスリン量を決めていきます。
入院に比べ、血糖のコントロールには時間がかかりますが、5～6週間くらいでコントロールが得られます。
いずれにしても根気よく治療を続けなくてはなりません。
「千里の道も一歩から」です。
しかし、一生ものとは限りません。
次回はこの点をお話しします。