ガラ爺
院長のひとりごと200
女性蔑視発言で、元総理が東京オリンピック組織委員会の長を辞任しました。
この方は総理時代から失言のデパートのような人です。
私と同郷なのですが、地元でもこの人のことを誇らしく思っていない人は少なくありません。
こんな人のことをとやかく言っても始まらないと思います。
泣かぬなら忘れてしまえホトトギスが私のスタンスです。
現在は多様化を是認する社会です。
ですが日本はこういうグローバルな流れに対して、極端に反応するか微動だにしないかに分かれがちです。
変化に対応する能力に劣る社会ではないでしょうか。
長い間守られてきたものを大切にするという発想が、私のような世代には強いです。
だから変化を受け入れないというのではないですが、ケースバイケースではないでしょうか。
私たちのクリニックで看護スタッフはほぼ女性です。
これを一定の割合で男女のスタッフにしなければいけなくなったらパニックです。
女性だからこそ上手くいっている面が多々あるからです。
不当に女性を排除することには私は反対ですが、適正な割合がそれぞれの場面にあると思います。
工事現場のようなところは男性の方がいいように思えます。
公務員、政治家、医師、教師などは女性と男性のどちらでも構わないと思います。
能力重視でいいと思います。
そう考えると多くの分野で男女どちらでもいい気がします。
男女だけでなくLGBTに対する理解も求められています。
かつてうちのスタッフにもこのような範疇の人がいました。
仕事はしっかりやってくれていたので、私や家内は何の偏見もなく受け入れていましたが、年配の人には眉をひそめる人もいました。
自由主義が根付いている西洋社会では多様性という概念がしっかりと根付いていると思います。
しかし日本では先ず自由主義を受け入れることから始める必要がある気もします。
私の考え方も時代からずれているのかもしれません。
時代とのずれに無関心で、ひたすら自分の価値観に固執するガラパゴス爺さんにはなりたくないものだとしみじみ思っているのですが。