独り言

お一人様のすすめ

お一人様のすすめ

お一人様のすすめ

院長のひとりごと207

10月から緊急事態宣言が久しぶりに解除となりました。
専門家の中には、緊急事態宣言が何の意味もなかったことの証明になったとの意見もありました。
私もどちらかと言えばその意見に賛成です。
幼稚園児の中には「お酒を飲むとコロナがうつる。」と信じている子がいるのではないかと思ったりします。
なぜ飲食店に時短やアルコール提供禁止と過酷な指示を出したのでしょうか。
問題なのは飛沫です。
飛沫の中にコロナウィルスは紛れ込み、空気感染を引き起こすのです。
コロナウィルスはアルコールの中に溶けているわけではありません。
もしそうなら、入店前にアルコールで手指を消毒するなど狂気の沙汰と言えるでしょう。
飛沫が飛ばないようにするにはどうすればいいか。
どんちゃん騒ぎをしないことです。
それは店の中でも外でもです。
店で酒が飲めないからと、公園や路上でたむろして酒を飲んで騒いでいることがコロナの蔓延につながるのです。
飲食店でアルコールを提供するとどんちゃん騒ぎを誘発することになるから禁止したのであれば、一人で来店した客にはアルコールを提供してよかったと思います。
一人で来て酒を飲んで大騒ぎする様な客はコロナの前からでも排除の対象になっていました。
お一人様の来店を推奨すれば飲食店をこれほど疲弊させずに済んだのでは無いでしょうか。
屋外でのどんちゃん騒ぎを減らせたのではないでしょうか。
アルコールの全面禁止より手間がかかる手法ですが、それにより生活に困窮する飲食店関係者を助けることが出来るなら、かけるべき手間ではないでしょうか。
お一人様のすすめはダウンタウンの松本人志さんがテレビで早い時期から主張していました。
今更ながらあの人の先見の明に感服しています。
問題の本質を見極めること、より良い解決法を施行することの労を惜しまないこと、私はコロナ対策を行っている行政の方々に強く希望します。
そしてコロナ感染がようやく一段落したのは、不眠不休で頑張っている医療関係者であることを、改めて銘記し感謝したいと思います。