独り言

レッドカード

レッドカード

レッドカード

院長のひとりごと80

50半ばを過ぎながら、未だに私にはこらえ性がない所が多く、恥ずかしい次第です。
先日も、業者の電話の応対に不満がつのり、キレてしまいました。
私はサービス業の業者に対しては、極めてハードルの高い期待をしています。
それは私の日々の仕事も、サービス業であるという認識からです。
その視点から、この業者の電話応対のサービスレベルは初歩をクリアしていないものに感じました。
私はサービス業の相手にはレッドカードしか用意していないので、以後この業者との電話に一切応じていません。
この後の、この業者の行動はさらに私を失望させるものでした。
私との連絡を取るために、この業者は私にこの業者を紹介した仕事相手を介して連絡を試みました。
しかしいくら紹介者とはいえ、プライベートマターならともかく、仕事上のトラブルに巻き込むのは実に非常識です。
さらに、その託したコメントには、見当違いな謝罪が述べられていました。
つまり私が何に不満を感じたかを理解せず、適当に言葉を並べていました。
何に対して謝罪すべきかを理解していない人間の、謝罪の言葉に誠意があろう筈がないと思います。
ほとほとあきれかえってしまい、今は憤りもなく、名の通った企業でもこの程度のレベルの顧客サービスで満足しているのだと、哀れんでいます。
この点でこの企業は三流です。
私は人並みのレベルを二流と評価しています。
うちのクリニックも二流たらんと日々努力している次第です。
私が一流と感じている企業に、大阪のリッツカールトンホテルがあります。
私は時々このホテルのレストランを利用しています。
このホテルは忘れ物をしたお客さんに、新幹線を利用してその忘れ物を届けたとテレビで報じていました。
驚いたことに、これが特別な事例ではなく、日常のマニュアルに組み込まれた当たり前のサービスだそうです。
このホテルを利用するお客さんは、多分宿泊料金を高いと感じないのではないでしょうか。
私も利用してくださる患者さんに、受診して損したと思われないようにしたいと思っています。

2011年11月18日