鬼門なお店
院長のひとりごと132
最近、和歌山市の新内(あろち)という一等地にある、老舗の和食の店に行きました。
家内が大変気に入っている店で、家内と家内の母親の二人でしばしば行っているようです。
確かに料理は凝った品が出てきて美味ですが、どうも接客が私には合わないお店です。
初めて行ったときは、係の人が突っ立ったまま、メニューも見せずに飲み物の注文を聞くことに驚きました。
義母は足が悪いので、従業員用のエレベーターを利用させてくれるのですが、大変狭くて3人は大変な上に、ドアの所で立ち往生するので、私はドアに挟まれて顔をしたたかぶつけた上に、メガネがゆがんでしまって、和歌山から新宮までの車の運転に苦労しました。
エレベーターに乗るときには、気を利かせてドアが閉まらないよう配慮するのですが、降りるときは義母には注意するのに、私には無頓着な為に起きたトラブルでした。
二度目に行った時は、前回に懲りて私は正面玄関から入り階段を利用したのですが、出迎えた店の人は電話中であったためか、私に会釈もありませんでした。
その日は予約客のみの営業の上、私たちが最期の客であったのに、前回担当した係の人は私を見て「誰?」という表情で、私が名乗ったら初めて愛想笑いをしてくれました。
遅くまで食事をしていたため、私が入ってきたときの正面の扉はロックされていて電気も消えており、外には鎖が張られていました。
大変セキュリティーに神経質なのでしょう。
これだけの扱いを受けると、いくら鈍感な私でも招かれざる客だと自覚します。
その日は帰り際担当の女性、女将、板長、社長までもが見送ってくれましたが、社長は私がタクシーに乗った後で出てきたので、わざわざまた降りて挨拶させられることになりました。
こんな店は私には鬼門です。
直接接客に関して思いを伝えようかとも思いましたが、二度と行くつもりがないので止めにしました。
この店の人がこれを読むことがないことを祈ってます。
この店での経験を生かし、私の思いをうちのスタッフは理解しているか再度見直してみようと思っています。
2015年12月19日