独り言

ウクライナ

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院長のひとりごと219

ロシアがウクライナに侵攻してずいぶん時間がたったように思います。
最近ウクライナの反攻によりロシアが押し返されているというニュースを聞きました。
またロシアで徴兵を逃れるために出国する人が増えているという話も聞きました。
私はロシアの外国に逃れる人の気持ちが分かります。
ウクライナの兵士は、ロシアの自国への理不尽な侵攻から国を守るという大義名分のもと戦っています。
自分が国土を家族を守るという信念を持って戦っています。
しかしロシアの兵士はどうでしょうか。
今の時代どのように報道規制をしようと、情報はロシア兵にも入っているはずです。
世界中から非難される理不尽な戦争を、狂信的な指導者の下で強いられている彼らに戦うモチベーションなどそうそうあるものではないでしょう。
ロシア軍は意外と弱いなどと言われていますが、兵力が勝っていようと戦うのは人です。
ロボットどうしの戦いならおそらくロシアが圧勝していたでしょう。
しかし確固たる信念をもったものと、戦いに疑問を感じているものが戦うとなれば、結果は自ずと変わってきます。
大義なき戦いを全うするほど、ロシア兵は冷血ではないのだと私は思います。
私はロシア人の知人はいませんが、ロシア人は歴史的に芸術、スポーツ、科学と文化面で大変優れた人たちです。
こんな理不尽な戦いを全うできるはずがないと思います。
私の歴史に関する知識は極めてお粗末なものですが、第二次世界大戦で日本が中国や朝鮮に侵攻をかけた姿が今のロシアとオーバーラップします。
資源のない日本は当時自国の存続をかけて中国、朝鮮等のアジアへの侵攻を仕掛けたと習ったように思います。
しかし自分が持っていないからとなりの家から奪うという行為が許されないことは明かです。
当時の日本兵の中に戦争に疑問を持っていた人がいても不思議ではありません。
当時の大義は天皇陛下でした。
当時は天皇陛下が象徴ではなく、神という存在でした。
今の北朝鮮に似たものを感じているのは私だけでしょうか。
ウクライナに早く平和が来ることを心から願っています。